【青葉賞】4番人気ヴァンキッシュランが突き抜けて快勝。5強へ名乗り。

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4番人気ヴァンキッシュランが早め抜け出しから2.24.2の好時計で快勝。

父ディープインパクトの血統的にも楽しみはありそう。

馬名からはわかりにくいが勝負服を見ると島川オーナーの馬である。

【トーセン】の冠名がついていないのは少々違和感が・・・。

内田が多少強引な乗り方をしながらも馬がそれに応えた結果、1馬身1/4差なら十分。

社台で角居厩舎なら本番でもそこそこ人気になりそうだ。

で、見た目だけでは心許ないからデータも少しだけ調べてみたのが以下。

★青葉賞勝ち時計順とダービーでの成績
2004 ハイアーゲーム  2 2.24.1 3着
2016 ヴァンキッシュラン 4 2.24.2 こ↑こ↓
2010 ペルーサ     1 2.24.3 大出遅れ6着
2006 アドマイヤメイン 1 2.25.3 2着
2012 フェノーメノ    1 2.25.7 2着
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2013 ヒラボクディープ 7 2.26.2
2009 アプレザンレーヴ 1 2.26.2
2007 ヒラボクロイヤル 3 2.26.3
2014 ショウナンラグーン 10 2.26.5
2015 レーヴミストラル 1 2.26.9
2008 アドマイヤコマンド 2 2.26.9
2011 ウインバリアシオン 6 2.28.8


※レコード更新までは行かなかったがNO.2のヴァンキッシュランはや杉内。
 
で、どうも馬券対象とそうでないところのタイム差が0.5というのは超えられない壁っぽい。

ペルーサはどうなんだよと言われるだろうが超スローのレースで大出遅れしても0.5差の6着なら上等。

天皇賞でも馬券になっている馬で少なくとも馬券対象内と仮定することに不都合はない。



★青葉賞からダービーで馬券の対象となった馬
2003 ゼンノロブロイ  1 2.26.3 2着(ネオユニヴァース)
2002 シンボリクリスエス 1 2.26.4 2着(タニノギムレット)
1991 レオダーバン   1 2.27.6 2着(トウカイテイオー)
1994 エアダブリン   1 2.28.8 2着(ナリタブライアン)
2011 ウインバリアシオン 6 2.28.8 2着(オルフェーヴル)

※データの一言で片付けるには可哀想な勝ち馬の名前。



これさあ、青葉賞どうこうってよりも相手が悪いんだなあ・・・。

とはいえこれは必然っちゃ必然。

皐月賞から強い馬が来るんだからよほどの大物が皐月賞に間に合わずにダービーにぶつけてきた場合でもなければ勝てない。

一応、古くはフサイチコンコルドやNHK経由のキングカメハメハみたいな亜流はいるけども。
ウオッカみたいなレアケースもある。

それでもそういった馬達は他のレースからの参戦であって【青葉賞】からではない。 


で、今年の皐月賞のレベルは低くはない。

展開的にアンライバルドが勝った年に近いレース内容にも見えるが、ラップ的には今年の方が厳しいラップだった。 

それを考慮すると見せ場もなくだらしない負け方をしたロジユニヴァースやリーチザクラウンよりは、ミルコがやらかしたことを踏まえるとリオンディーズの方が相当強いレースをしていたことになる。

でもなあ、嫌いだけれどディープの子供ってホントよく走るわ。

中山でさえディープ仕様に馬場が変わって伏兵とはいえ勝ち馬のディーマジェスティもディープ産駒。

ダービーは勿論、東京コースで行われるわけだからキングカメハメハよりはディープが有利。

そりゃあドゥラメンテ先輩くらい抜けた存在ならまだしもリオンにそこまでの期待はかけられないか。

何だか脱線してしまったが、過去の青葉賞のデータと傾向からダービーを見据えると、今年のヴァンキッシュランは通用する下地は十二分にあると結論。

アドマイヤダイオウに負けてたり、デビューして3戦は少々苦しそうな雰囲気だけどもディーマジェスティだって共同通信杯までは似たような戦績だったしね。

馬が変わったというご都合主義の見解で折り合いをつけたい。

また、冠名にトーセンがついてないのもいい。

ただ、お約束だけど1着はない(断言)

この馬を2,3着軸にして皐月賞上位組に流せばおもしろいね。